サーバーは増えていく。
構成図は消えていく。
障害はなぜか金曜日に起きる。
そして誰も、何もしていないと言う。
ITインフラの世界には、説明のつかない現象があります。
管理画面には確かに存在するのに、誰も用途を知らない仮想マシン。
いつの間にか運用ルールの中心に座っている“何か”。
手順書には存在しないのに、深夜2時に残された変更履歴。
笑い話のようで、少し笑えない。
そんな「IT担当なら一度は見たことがあるかもしれない話」を集めました。
読んでいて特定のサーバーや特定の画面が頭に浮かんだ方は少し注意してください。
それは怪談ではなく、現実なのかもしれません。
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みなさんは「IT運用」という言葉を知っていますか?
みなさんが普段利用しているITサービスは、裏側でたくさんの運用担当者によって支えられています。
これは、そんなIT運用の現場に現れる妖怪のお話です。
ある日、お客様先でIT運用に携わるAさんが出社すると、いつも静かなオフィスが朝からざわついていました。
どうやらサーバー障害で、システムが停止しているようです。
Aさんは隣の席のBさんへ聞きました。
「何が起きたんですか?」
Bさんはモニターを見ながら答えます。
「サーバーの障害らしい。朝から止まってる。」
その瞬間からオフィスの空気が変わります。
営業からは、
「お客様から連絡来てます!」
「あとどれくらいで直りますか?」
運用リーダーからは、
「影響大きいから急いで!」
問い合わせが飛び交います。
今回の原因は、OS上のあるサービスがハングして停止していたことでした。
原因は分かっているため、サービスを再起動すれば復旧する可能性も高そうです。
すると営業が言いました。
「原因分かってるなら早く直しましょう!」
確かにその通りですが、IT運用にはルールがあります。
本番環境に対して作業をする場合は、
が必要です。
Aさんは急いで手順書を書き始めます。
復旧に時間がかかれば会社への影響も大きくなるからです。
ただ、急いで作った手順書です。
対象サーバー名が違うかもしれない、コマンドが間違っているかもしれない。
だからレビューが必要です。
時間に追われながら、Aさんは急いで管理職へレビュー依頼を送りました。
数分後。
レビュー結果が返ってきます。
そこには一言だけ書かれていました。
「ここのフォント違うよ」
その瞬間、Aさんは見たそうです。
障害対応の現場にだけ現れる妖怪を。
普段はいないのに、なぜかこういうときだけ現れ、本質ではないところを支配していく。
その妖怪の名は――
運用ぬらりひょん
今もどこかの障害対応現場で、
「そこじゃない」
と言われながら現れているのかもしれません。
この怪異の正体:現場理解不足の管理者
危険度:★☆☆☆☆
※出現状況により変動
普段は現場に姿を見せませんが、障害や緊急対応が発生すると、どこからともなく現れます。
そして現場が復旧に追われる中、こうささやきます。
「このフォント違うよ」「ホッチキスは左閉じだよ」「句点ないよ」
復旧担当者からすると、
「今そこじゃない」
と思うこともあります。
ただし、決して悪い怪異ではありません。
経験豊富な個体も多く、お客様対応や状況整理を引き受けてくれることがあります。
うまく付き合えば、現場を支える心強い味方になるとも言われています。
※まれに障害対応後の打ち上げでおごってくれる個体も確認されています。
運用現場では、人事異動や組織変更により、システムの全体像を把握できる人が少なくなることがあります。
その結果、「あと何分で直る?」「影響範囲は?」「原因は分かってるならすぐ直せないの?」といったやり取りが発生し、状況が十分に把握できないままレビューを行うと、本質ではない指摘が増えてしまうこともあります。
ただし、これは管理者個人の問題ではありません。
システムの構成や依存関係、サービスへの影響範囲が見えなければ、誰でも正しい判断は難しくなります。
システムの可視化を行うにはHPE OpsRamp Softwareが最適です。
機器単位の監視に加え、例えばサービスマップ機能を活用することで、「どのシステムが停止しているのか」「どのサービスへ影響しているのか」「どこまでが障害範囲なのか」を可視化できます。
また、既知の障害についてはプロセスオートメーション機能を利用することで、「サービス再起動」「ログ取得」「一次切り分け」「復旧手順実行」などを自動化することも可能です。
運用ぬらりひょんは、システムが見えない現場に現れます。
怪異は退治するだけでなく、そもそも出現しにくい環境を作ることも大切です。
横河レンタ・リース株式会社は日本ヒューレットパッカード社の Platinum パートナーとして、サーバーの販売から運用管理サービスまで幅広く提供しています。
HPE OpsRamp Softwareを活用した運用監視・自動化サービスや運用支援サービスも提供しています。
「うちにも心当たりがあるかもしれない……」
と思った方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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