詳細を確認する前に、検討に必要な領域を把握しておきます。
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確認領域 |
主な確認内容 |
確認できない場合の対応 |
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構成・互換性 |
対象バージョン、ホストOS、クラスター構成、Qualification Matrix |
構成を確定せず、公式資料または販売窓口で確認する |
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可用性 |
ホスト数、ライブマイグレーション、自動フェイルオーバー、待機リソース |
本番想定構成でPoCを行う |
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運用 |
監視、権限、障害対応、アップグレード |
担当者と運用手順を決める |
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データ保護 |
バックアップ、リストア、vTPM、Secure Boot、BitLocker |
取得だけでなく復旧まで検証する |
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移行・連携 |
VMware連携、停止時間、切り戻し、移行後の業務確認 |
移行計画またはPoCの検証項目へ引き継ぐ |
すべての項目を資料だけで確認できるとは限りません。判断できない項目は放置せず、個別確認またはPoCへ引き継ぎます。
VM Essentials固有の構成を検討する前に、移行対象、停止時間、切り戻し、移行後の運用体制を整理します。
移行対象と業務システム間の依存関係
許容できる停止時間と切り戻し条件
移行後の監視、バックアップ、運用担当者
これらが決まっていない場合、製品固有の構成を確認しても、導入時期や移行方法を確定できません。
移行計画の前提から整理する場合は、仮想化基盤移行で見落としやすいポイントをご覧ください。
本記事の「次へ進める条件」は、製品採用を確定する条件ではありません。次の確認段階へ進むための条件です。
ホストOSだけを見て構成可能と判断すると、利用したいクラスター構成を選択できない可能性があります。v9.0.2のUser Manualでは、ホストへUbuntu 24.04またはUbuntu 22.04を事前に導入します。ただし、Ubuntu 22.04では最新のクラスター構成を利用できないと説明しています。
VM Essentialsのバージョン
使用するクラスター構成
ホストOSとバージョン
ホストOSの導入方法
ホストOSとVM Essentialsのアップグレード方法
適用するUser ManualとRelease Notes
次へ進める条件:対象バージョン、ホストOS、クラスター構成の組み合わせを確認できている。
ここで止める条件:参照資料のバージョンが不明、または異なるバージョンの構成要件が混在している。
既存のハードウェアを利用する場合は、メーカー、製品ファミリー、モデル、世代、CPU、ネットワークアダプター、ストレージアダプター、ファームウェア、接続するストレージ、ストレージプロトコルを整理します。
Qualification Matrixとの照合では、サーバーのモデルだけでなく、アダプター、ファームウェア、ストレージとの組み合わせも確認します。未掲載の場合は、HPEまたは販売窓口へサポート範囲を確認します。
PoCで動作を確認できても、HPEによるサポートを受けられることの根拠にはなりません。動作確認とサポート可否は分けて判断してください。
管理用、仮想マシン用、ストレージ用のネットワーク
ネットワークインターフェースと冗長化
VLANとネットワークボンディング
IPアドレス、DNS、NTP
外部ストレージへの接続方式
ネットワークまたはストレージ障害時の影響範囲
ネットワーク帯域やポート数は、クラスター構成やストレージ方式に合わせて設計します。外部ストレージは、モデル、ファームウェア、プロトコル、接続アダプターをQualification Matrixと照合してください。
VM Essentialsでは、HVMクラスターの構成によって、ライブマイグレーションや自動フェイルオーバーなどの機能を利用できます。ただし、機能があることと、自社が必要とする可用性を確保できることは別です。
HCI構成か非HCI構成か
ホスト数
ライブマイグレーションと自動フェイルオーバーの要否
フェイルオーバー先に必要なCPUとメモリー
ストレージやネットワーク障害による影響
障害の検知方法とアラート受信者
復旧後のアプリケーション確認担当者
業務再開を判断する担当者
単一ホストの検証では、構築や基本操作を確認できます。一方、複数ホスト間のライブマイグレーションや、ホスト障害時の自動フェイルオーバーは確認できません。検証環境と本番環境の違いを未確認事項として記録します。
次へ進める条件:必要な停止時間、復旧方法、待機リソース、担当者を説明できる。
ここで止める条件:機能名だけで可用性を判断している、または障害発生から業務再開までの手順が不明である。
HAの役割、利用要件、設定時の注意点は、VM EssentialsのHA設定と検証結果で解説しています。リンク先はバージョン8.1.2までの情報を基にしています。
構築担当者が操作できても、日常の運用担当者が監視や障害対応を継続できなければ、通常運用へ移管できません。
仮想マシンの起動、停止、作成、変更
管理者権限と利用者ごとのロール
監視対象と監視開始日
アラートの受信者と一次切り分けの担当者
製品、ホストOS、ハードウェア、ストレージの問い合わせ先
ソフトウェアとHVMホストエージェントのアップグレード担当者
アップグレード後の確認項目
運用手順書と担当者不在時の引き継ぎ方法
VMware環境で使用している監視、バックアップ、権限管理を、そのまま継続できるとは限りません。運用項目ごとに、継続、設定変更、別方式への変更を判断します。
スナップショットを使用する目的
バックアップの対象
保存先と保持期間
リストアする単位
ホストやストレージの障害時に利用できるか
リストアに必要な時間
リストア後のアプリケーション確認方法
バックアップの取得結果を確認するだけでなく、リストアテストまで実施します。
SnapshotとNative Backupの用途やリストア範囲は、VM Essentialsのスナップショットとネイティブバックアップで解説しています。リンク先はバージョン9.0.0までの情報を基にしています。
アップグレード後にHVMホストエージェントの更新有無を確認する
vTPMとSecure Bootを使用する仮想マシンの動作を確認する
BitLockerを使用する仮想マシンで、スナップショットへ戻した後の起動を確認する
GFS2データストアを使用する場合は、ホスト再起動後のマウント状態を確認する
v9.0.2へのアップグレード後は、HVMホストエージェントのアップグレードが必要かを調べます。対象バージョンと各ホストの状態を確認し、必要なホストに対して実施します。
操作方法は、HPE Morpheus VM Essentials Software Release Notes - 9.0.2を参照してください。
各機能を使用する仮想マシン
回復キーの管理方法と保管場所
復旧、移行、フェイルオーバー時の動作
スナップショットへ戻した後の起動
復旧後の業務動作を確認する担当者
適用条件は構成によって異なります。共有メタデータの設計と、実際の復旧動作を確認してください。
GFS2データストアを使用する場合は、ホスト再起動後のマウント状態をPoCの対象にします。データストアが正常にマウントされ、読み書きできることを確認してください。
対象とするVMware環境
vCenterとの接続と権限
管理対象にする範囲
ネットワークと証明書
監視とバックアップ
VMware環境とHVM環境の運用担当者
障害時の問い合わせ先
二つの環境をあわせて管理できることと、現在の運用を変更せずに継続できることは同じではありません。併存期間中の監視、バックアップ、権限、障害対応を、どちらの環境で実施するか整理します。
未確認項目がある場合は、構成の成立性やサポート可否に影響するかを調べます。必須要件に関わる項目は、確認が終わるまで構成を確定しません。資料だけで判断できない動作は、個別確認またはPoCへ引き継ぎます。
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確認段階 |
判断 |
次の行動 |
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対象バージョンと構成を特定する |
特定できない |
参照資料と対象構成を整理する |
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Qualification Matrixを確認する |
認定状況またはサポート可否が不明 |
HPEまたは販売窓口へ確認する |
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可用性と運用を確認する |
必須要件を満たせない |
構成を変更するか、候補から外す |
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資料で技術的な動作を確認する |
判断できない項目がある |
PoCの対象にする |
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必須要件と未確認事項を整理する |
条件を満たしている |
導入候補に残す |
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判定 |
状態 |
次の行動 |
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導入候補に残す |
構成要件を満たし、必要な可用性、運用、互換性を確認できている |
PoCまたは導入計画へ進む |
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追加確認する |
資料だけでは判断できない項目がある |
担当者と期限を決め、個別確認またはPoCへ進む |
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候補から外す |
必須要件を満たせない、または必要な可用性や運用を実現できない |
構成を変更するか、別の製品候補を検討する |
PoCでは、本番相当の負荷、ライブマイグレーション、障害時の動作、バックアップとリストア、監視、権限、VMware環境との併存、暗号化機能、ホスト再起動後のデータストアを確認します。
PoCの検証項目と合否基準は、VMware移行PoCで検証すべき項目で整理しています。
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確認領域 |
確認項目 |
未確認の場合の対応 |
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構成 |
対象バージョンとクラスター構成が一致しているか |
参照資料と対象構成を整理する |
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構成 |
ホストOSとクラスター構成が対応しているか |
構成を確定せず、公式資料を確認する |
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互換性 |
サーバーと周辺機器をQualification Matrixで確認したか |
HPEまたは販売窓口へ確認する |
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互換性 |
ストレージ、プロトコル、接続アダプターを確認したか |
組み合わせごとの対応状況を確認する |
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ネットワーク |
VLAN、冗長化、DNS、NTPを設計したか |
設計担当者と確認期限を決める |
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可用性 |
必要な停止時間と復旧条件を満たせるか |
本番想定構成でPoCを行う |
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可用性 |
待機リソースと障害時の担当者を決めたか |
必要なリソースと対応手順を整理する |
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運用 |
監視、通知、一次切り分けの担当者を決めたか |
運用開始前に役割を明確にする |
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データ保護 |
バックアップの取得とリストアを確認したか |
復旧テストをPoCに含める |
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アップグレード |
ソフトウェアとHVMホストエージェントの更新手順を決めたか |
対象ホストと実施後の確認項目を整理する |
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セキュリティー |
vTPM、Secure Boot、BitLockerの利用状況を確認したか |
復旧、移行、フェイルオーバー時の動作を確認する |
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VMware連携 |
管理範囲と併存期間中の運用を整理したか |
二重運用になる項目と担当者を整理する |
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PoC |
資料だけでは判断できない項目を抽出したか |
合否基準と判定者を決める |
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判定 |
導入候補、追加確認、候補外のいずれかを決めたか |
未確認事項の担当者と期限を設定する |
各項目は「確認中」のままにせず、必ず確認できていない理由、担当者、期限、次の対応を別途記録してください。
VM Essentialsの導入前には、製品機能だけでなく、自社環境で構成が成立するかを確認します。必要な可用性と運用を継続できることも判断条件です。
ホストOSとクラスター構成の組み合わせ
Qualification Matrixとの照合
ネットワークとストレージの準備範囲
必要な可用性と障害復旧方法
監視、バックアップ、権限
ソフトウェアとHVMホストエージェントのアップグレード
vTPM、Secure Boot、BitLockerを使用する仮想マシン
VMware環境との併存条件
資料だけでは判断できないPoC項目
ハードウェア要件を満たすだけで、導入可能とは判断できません。障害発生から業務再開までの流れを説明できる状態にした上で、導入候補に残すか、追加確認へ進むか、候補から外すかを決めます。
Qualification Matrixとの照合や、資料で確認する項目とPoCで検証する項目の切り分けが難しい場合があります。
横河レンタ・リースでは、現行環境と候補構成を基に、Qualification Matrixで確認する項目、構成設計で決める項目、PoCで検証する項目を整理します。
相談時点で、すべての情報がそろっている必要はありません。現在使用しているサーバーとストレージ、仮想マシンの台数、必要な可用性、未確認項目など、分かる範囲の情報をご用意ください。