コラム

サーバーダウンの原因やリスク、対処法について徹底解説

作成者: 横河レンタ・リース株式会社|2026/04/16 10:59:59

サーバーダウンとは

サーバーダウンとは、Webサイトやシステムを動かしているサーバーが正常に動作しなくなり、サービスを利用できなくなる状態のことです。

サーバーは、Webページの表示やメールの送受信、業務システムの運用など、さまざまなITサービスの基盤として機能しています。そのため、サーバーが停止すると、これらのサービスも同時に利用できなくなってしまいます。

社内システムがサーバーダウンすると、業務そのものが止まってしまうこともあるでしょう。サーバーダウンは一時的なトラブルとして復旧する場合もありますが、原因によっては長時間サービスが停止するケースもあります。

そのため、事前に原因や対策を理解し、トラブルが起きた際に迅速に対応できる体制を整えておくことが重要です。

サーバーダウンの原因

サーバーダウンはさまざまな要因によって発生します。ここでは、代表的なサーバーダウンの原因について紹介します。

短時間でのアクセス集中

サーバーダウンの原因として代表的なのが、短時間に大量のアクセスが集中するケースです。例えば、人気商品の販売開始やキャンペーン開始直後には、通常の何倍ものアクセスが一気に発生することがあります。

サーバーには処理できるアクセス量に限界があるため、その上限を超えると処理が追いつかなくなることがあります。その結果、ページの表示が遅くなったり、状況によってはサーバーが停止したりする可能性があります。

特に、ECサイトやイベント予約サイトなどではこのような事象が起こりやすいでしょう。

アクセス集中によるサーバーダウンを防ぐためには、事前にアクセス数を予測し、十分なサーバーリソースを確保しておくことが重要です。

ハードウエアの故障

サーバーを構成するハードディスクやメモリ、電源などのハードウエアが故障することで、サーバーダウンが発生する場合があります。サーバーは長時間稼働することが多いため、部品の劣化や故障が起こるリスクが常に存在しています。

特に、ストレージの故障はデータの読み書きができなくなる原因となり、システム停止につながる原因です。また、電源ユニットや冷却装置のトラブルもサーバー停止の原因になることがあります。

ハードウエアの故障によるサーバーダウンを防ぐためには、定期的なメンテナンスや機器の更新を行うことが大切です。

サイバー攻撃

サイバー攻撃によってサーバーダウンするケースもあります。代表的なものとして挙げられるのが「DDoS攻撃」です。これは、大量のアクセスを意図的に送りつけることでサーバーの処理能力を超えさせ、サービスを停止させる攻撃です。

DDoS攻撃のような攻撃を受けると、正規ユーザーがサイトを利用できなくなるだけでなく、システムの復旧にも時間がかかることがあります。また、不正アクセスによってシステムが改ざんされるリスクもあるため、セキュリティー対策は非常に重要です。

人為的ミス

サーバーダウンはシステムの問題だけでなく、人為的なミスによって発生することもあります。例えば、設定変更のミスや誤ったプログラムの更新、サーバー設定の削除などが原因として挙げられます。

特に、システム更新やメンテナンス作業中はトラブルが発生しやすいです。作業手順を明確にして慎重に進める必要があります。また、変更履歴を管理し、問題が発生した場合にすぐに元に戻せる仕組みを整えておくことも重要です。

サーバーダウンした際のリスク

サーバーダウンが発生すると、企業にさまざまな影響が生じます。単にサイトが表示されなくなるだけでなく、業務の停止や顧客満足度の低下などにつながる可能性があるでしょう。

ここでは、サーバーダウンによって発生する主なリスクを紹介します。

メールの送受信ができない

サーバーダウンが発生すると、メールの送受信ができなくなります。企業の多くは、メールを重要な連絡手段として利用しています。しかし、メールサーバーがダウンすると、社内外のメールの送受信ができません。

顧客からの問い合わせに対応できなくなったり、取引先との連絡が滞ったりする可能性があります。特に営業活動やカスタマーサポートに大きな影響を及ぼすでしょう。

業務がストップする

社内システムをサーバー上で運用している場合、サーバーダウンによって業務そのものが止まる可能性があります。例えば、顧客管理システムや販売管理システムが利用できなくなると、日常業務の多くが進められなくなるでしょう。

業務停止が長時間続くと、企業の生産性にも大きな影響を与えるため、早期復旧が重要になります。

自社サイトにアクセスできない

サーバーダウンが発生すると、企業のWebサイトやECサイトにもアクセスできなくなります。ECサイトの場合は商品の購入ができなくなり、売上の機会を失うことになります。また、企業サイトが表示されない状態が続くと、ユーザーからの信頼低下につながる可能性もあるでしょう。

サーバーダウンした際の損失

サーバーダウンによる損失は、単なるシステムトラブルにとどまりません。売上機会の損失や顧客離れ、ブランドイメージの低下など、企業にとって大きな影響を与える可能性があります。

例えば、ECサイトが数時間停止するだけでも、その間に発生するはずだった売上が失われてしまいます。また、ユーザーがサイトにアクセスできない状況が続くと、競合サービスへ流れる可能性もあるでしょう。

さらに、システム復旧のための人件費や外部ベンダーへの対応費用など、直接的なコストが発生する場合もあります。このような損失を防ぐためにも、事前の対策が重要です。

サーバーダウンを防ぐための方法

サーバーダウンを完全に防ぐことは難しいですが、適切な対策を講じることで発生リスクを大きく下げることができます。

サーバーのスペックを強化する

アクセス数が増加している場合は、サーバーのCPUやメモリ、ストレージなどのスペックを強化することで、サーバーダウンを防げる可能性があります。

処理能力を高めることで、アクセス集中にも耐えられる環境を整えることができます。どの程度のアクセスに耐えられるのかを事前に確認し、アクセスが殺到した場合でも問題なく運用できるか、事前にチェックしておきましょう。

サーバーを冗長化する

冗長化とは、同じ機能を持つサーバーを複数用意しておく仕組みのことです。

1台のサーバーが故障しても、別のサーバーが処理を引き継ぐことでサービス停止を抑えられる場合があります。アクセス集中やハードウエア障害に備えるうえでも、冗長化は有効な選択肢です。

サーバー監視ツールを導入する

サーバーの状態を常に監視するツールを導入することで、異常を早期に検知できます。サーバー監視ツールでは、CPU使用率やメモリ使用量などを監視することが可能です。監視ツールが異常を発見した場合にはメールなどで通知が届くため、問題が発生する前に対応できるようになります。

セキュリティーを強化する

外部からの攻撃を防ぐために、セキュリティーの強化も欠かせません。サイバー攻撃によるサーバーダウンを防ぐためには、ファイアウォールの導入やセキュリティーアップデートの実施など、基本的なセキュリティー対策を行いましょう。

ロードバランサーを導入する

ロードバランサーは、アクセスを複数のサーバーに分散させる機器のことです。アクセスが1台のサーバーに集中するのを防ぎ、安定したサービス提供を実現できます。また、一部の機器で故障や障害が起きた場合には、その機器にアクセスを分散させないようにすることもできます。

サーバーダウンした際の対策

万が一サーバーダウンが発生した場合は、原因を迅速に特定し、適切な対応を行うことが重要です。サーバーダウンした際の対策について見ていきましょう。

アクセス集中の場合

アクセス集中が原因の場合は、一時的にサーバーの負荷を軽減する対応が必要です。キャッシュの活用やアクセス制限などを行うことで、サーバーの負担を減らすことができます。

また、アクセス集中が一時的なものであれば、落ち着くにつれて回復することもあります。状況を確認しつつ、段階的に制限を緩めるなどの対応を検討しましょう。

サーバーを攻撃された場合

サイバー攻撃が原因の場合は、攻撃元のアクセスを遮断し、セキュリティー設定を見直す必要があります。

ただし、専門知識が乏しい担当者が対応すると、いったんおさまったように見えても攻撃が継続し、被害が拡大する恐れがあります。

専門のセキュリティーサービスを利用したり、専門家に相談したりする必要があるでしょう。

ハードウエアの故障の場合

ハードウエアが故障した場合は、交換や修理が必要になります。冗長構成を採用している場合は、別のサーバーへ切り替えることでサービス停止を最小限に抑えることができます。

人為的ミスの場合

人為的ミスが原因でサーバーがダウンした場合は、変更履歴を確認し、元の設定に戻したり、再設定を行ったりして対策を行います。

設定ミスやファイルの削除によるサーバーダウンの可能性が多いので、作業手順の見直しやチェック体制の強化も重要です。

まとめ

サーバーダウンは、アクセス集中やハードウエア故障、サイバー攻撃、人為的ミスなどさまざまな原因によって発生します。
サーバーが停止すると、業務の停止や売上機会の損失など、企業にとって大きな影響を与える可能性があります。そのため、サーバーのスペック強化や冗長化、監視ツールの導入、セキュリティー対策などを適正に行い、トラブルを未然に防ぐことが重要です。

また、万が一サーバーダウンが発生した場合でも、迅速に原因を特定して適切な対応を行うことで、被害を最小限に抑えることができます。
安定したシステム運用を実現するためにも、日頃からサーバー管理体制を整え、トラブルに備えておくことが大切です。

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